★香港 来年度予算案☆
昨日、香港政府より
来年度予算案が発表されました。
今朝の香港紙一面には
この予算案内容が詳報されています。
( ̄_ ̄ )
大まかではありますが、
本日は私が分かる範囲で
今回の予算案を見てみたいと思います。
尚、正確性については
翻訳能力など諸々の事情により保証出来ませんので、
その事につきましてはご容赦下さい。
今回の予算案ですが、
事業別の予算割り当て率はこのようになっており、
教育や社会福祉に関して
手厚く割り振られているみたいです。
ちなみに今年度の香港政府収入ですが、
当初見込みは399億香港ドルの赤字でしたが、
その後の景気回復によって
最終的には138億香港ドルの黒字になる見込みだそうです。
これが今回発表された予算案の中で、
香港市民が受ける優遇内容だそうです。
香港の住宅やオフィスには、
レーツと言われる固定資産税のような物がありますが、
その税金に対し四半期毎に最高1,500香港ドルを上限として減免。
(総額86億香港ドル)
所得税については今年も減免措置が盛り込まれ、
6,000香港ドルを上限として
今年度の所得税から75%を還付。
(総額45億香港ドル)
企業が毎年行う商業登記について、
来年度の商業登記費用を減免。
(総額18億香港ドル)
公共住宅の家賃を
2ヶ月間減免。
(総額18億香港ドル)
こんな感じでしょうか。
これ以外に高齢者の医療補助や、
就学生への書籍費用補助、
貧困家庭へのネット費用補助等があるみたいです。
これ以外でちょっと気になった内容を挙げると、
香港の不動産バブル対策でしょうか、
売買価格が2,000万香港ドル(約2.3億円)以上の不動産取引に対し、
印紙税を現行の3.75%から4.25%へと引き上げるそうです。
また、香港政府公用地の競売を
今後の不動産市場動向を見ながら
供給量を増やすと明言しています。
( ̄_ ̄ )
香港政府も不動産バブル懸念に
またしても一歩踏み込んだ対応をしています。
ただ、高額不動産取引については、
この程度の印紙税引き上げでは
殆ど影響が出ないでしょうね。
逆に印紙税額が増えて、
香港政府財政にとってはプラスになるでしょう。
また、公用地の競売促進に言及したのは、
ちょっと影響が出てくるやろな。
後は本当に競売出来るだけの
土地開発が出来るかが問題やね。
香港の若者、特に学生を中心に蔓延する薬物汚染、
それの対策として30億香港ドルの予算も計上されています。
その内、麻薬探知犬?の育成でしょうか、
警察犬を15頭増やす事も予算計上されています。
( ̄_ ̄ )
警察犬、必要やね。
ただ、先日の警察犬みたく、
家出をしないように
しっかりと警察犬を訓練して欲しいな。
昨年末香港で開催された東アジア大会、
韓国や日本を破って優勝した香港サッカーチームの活躍に刺激され、
『芸術及び体育発展基金』として30億香港ドルが予算計上されています。
また、この費用は毎年5%の増加を見込んでいるそうです。
( ̄_ ̄ )
頑張りやぁ〜!
序に、殆ど参加した事の無い、
冬のオリンピックの強化でもしたらどうやろ。
ジャマイカのボブスレー競技を題材にした映画
『クール・ランニング』ではないけど、
もしかしたらそんな話題を提供してくれる事になるかも。
それを映画化すれば、
この基金の目的である
体育と芸術、両方の発展に寄与するのにぃ〜。
って、無理かな、、 香港では。。
大陸等から香港へ入境する際、
免税で持ち込めるタバコの数量を
当初は3箱まで認める方向でしたが、
最終的には19本までを免税にする方向で検討しているそうです。
( ̄_ ̄ )
私、タバコを吸わないので良く分かりませんが、
大陸から香港へ入境する際、
タバコは全て課税なのですか?
そんな事を聞いた覚えがありますが、
興味が無かったので記憶に留めていませんでした。
しかも香港では昨年、
タバコの課税が50%も上がっていたとは。
何とも。
ご愁傷様です。
ちなみに、タバコ繋がりで
こちらの記事をご紹介。
フランスで喫煙を戒めるポスター、
男女がタバコを加えた状態で
頭を抑えられています。
( ̄_ ̄ i)
喫煙は性奴隷と同じだって、、、。
まぁ、理解出来なくも無いけど、
この絵図らは何とも、、、。
子供には理解出来ないし、
見せられないよねぇ〜、これ。。
さて、予算案を発表した香港の財務長官、
これからがまた大変です。
色々な場所に出向いて、
この予算案に対して説明する事になります。
香港日本人商工会議所も近く、
香港財務長官を招いた
予算説明会を実施するそうです。
日系企業にとっても、
特に建設関連企業には
公共工事の受注に関連する内容だけあって、
香港政府の来年度予算は気になるでしょう。
仕事ではそれ程関係ないので
私は出席する予定は無いけど。
また、今年度の香港財政は黒字見込みになりましたが、
来年度以降は不透明感がある事から、
財務長官自ら近々に台湾へ出向いて、
台湾との経済協力を模索するそうです。
( ̄_ ̄ )
台湾との経済協力ねぇ〜。。
でも、本当の目的は別の所に有ったりして。
香港の大手衣料品会社4社が、
台湾の税務当局より税務調査を受け、
申告漏れによる追徴課税と重加算税を指摘されているみたい。
その金額は4社合計で約15億円にもなるらしく、
衣料品会社4社が台湾の裁判所に訴えるも
敗訴が確定したそうです。
内容は良く分かりませんが、
領収書の発行方法に違いがあったとかで、
香港の衣料品会社としては、
きちんと納税していたとの見解です。
4社とも台湾当局との見解相違が埋まらず、
政治問題化しそうな雰囲気です。
これを解決するために
財務長官が台湾へ行くのじゃないの?
まぁ、どうでも良いけど。
ちなみにこの香港大手衣料品4社は
『ハンテン』、『ジョルダーノ』、『バレノ』、『ボッシーニ』
だそうです。
( ̄_ ̄ )
なんだか疲れた。。
今日は慣れない香港政府の予算案を見ていたので、、、。
それでは本日はここまで。
ρ( ̄∇ ̄o)♪ 香港政府の予算案内容
会社や香港でも生活に役立ったなら、
ついでにこれも押しといてんかぁ〜。
ETF市場を更に活性化するため、
ETFの印紙税も減免するそうです。
香港市場には昨年、
数多くのETFが上場していますが、
H株やA株指数に対応したETF等を除いて、
取引量が極端に少ないからやろね。
ρ( ̄∇ ̄o)♪ これも宜しく!!
新しい古本の利用方法。
これぞ、芸術教育なのか!?
『香港のベストシーズンは何時?』
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