北京市 四合院の競売

 
 大きく変貌を遂げている北京市で、昔ながらの伝統家屋である
 「四合院」造りの住宅を守ろうとして今年8月にこれら家屋を
 競売する旨の記事が載っていました。 
 
 http://jp.chinabroadcast.cn/151/2006/07/03/1@67335.htm
 
 へぇ〜、そうなの。
 
 程度の関心しか有りませんでしたが、先日この競売が実施
 されたそうです。競売の対象となった四合院造りの住宅は
 約20棟だったそうですが、結果は。。。。。
 
 オークションは持ち主が最低落札価格を設定し、
 オークション主催者がその落札価格より入札を始めます。
 
 テレビのニュースで見ましたが、オークション主催者が
 必死に金額を提示し叫んでいるのに会場に足を運んだ
 人達はまったく反応せず、皆さん静観していました。
 
 撮影しているマスコミのカメラがやたらと目立ったのに、
 結局このオークションでは1棟も落札される物件が出ず、
 企画倒れに終わった様です。
 
 そうですよね、いくら北京市の物件と言っても、土地の
 私有財産を認めていない中国の不動産物件で、利用価値
 も3室程度のホテルにするくらいしかないのに日本円にして
 1億以上の最低落札価格が設定されていては応札する方も
 居ないでしょうね。
 
 オークション主催者曰く、「次回からは出品者の価格設定を
 よく相談しなければ」と言って、肩を落としていた様です。
 
 上海を中心に不動産バブルが発生している中国ですが、
 この恩恵は北京の四合院住宅では発揮されませんでしたね。
  
 
 
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