香港でCA!?

 
 
 航空需要が高まる香港、
 特に中国大陸への需要は急増しています。
 
 そのためでしょうか、
 香港のナショナルフラッグ(?)とも言うべき
 キャセイ・パンフィック航空が
 1年以内にCA(客室乗務員)を中心に
 約1,200名の大量採用を行うそうです。
 
 昨日は尖沙咀でその説明会が開催され、
 早朝から500人近い求職者が並んだそうです。
 
 説明会後、早速面接試験等も実施されたそうです。
 
 
 それにしても1,200名近くを採用とは
 凄い人数ですね。
 
 ここ2年程大量採用を続けていたキャセイ・パンフィック航空ですが、
 まだ人員が不足しているとは。
 
 
 
 日本でCAを目指している方は、
 思い切って香港で挑戦してみては如何でしょうか。
 
 日本ではまだまだ狭き門でしょうけど、
 キャセイ・パンフィック航空はこの所
 大量採用を続けていますから、
 チャンスは多いかと思います。
 
 
 
 ただ、需要が急拡大している中国路線を考えてか、
 必須かどうかは定かでは有りませんが、
 今回の募集では中国語の普通語を要求しているようです。
 
 
 
 ( ̄~ ̄;) ウーン
 
 
 
 
 確かに香港への観光客、
 大陸からが一番多いですからね。
 
 
 
 それと、給与についても記載されていました。
 
 今回の募集対象者は15,000香港ドル(約22万円)が
 基本になるそうです。
 
 恐らくこれ以外に何か手当てが出るとは思いますが、
 日本のCAと比較すれば結構安いのでしょうね。
 
 まぁ、それでも憧れの職業で有る事は
 ここ香港でも同じなため、
 こうやって沢山の求職者が集まってくるのでしょうね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 さて、その給与についてですが、
 中国社会科学院より2007年における
 中国主要都市での『ホワイトカラー』標準給与というものが発表されていました。
 
 
 
  香港  18,500元
  マカオ  8,900元
  上海   5,350元
  深セン  5,280元
  北京   5,000元
  広州   4,750元
  福州   3,380元
  重慶   2,250元
  成都   1,900元
  ラサ     900元
 
 
 
 ありゃ、、、
 
 キャセイ・パンフィック航空が今回募集した
 CAの基本給与が15,000香港ドルですから、
 この中国社会科学院が発表した
 香港のホワイトカラー標準給与より低かったのですね。
 
 
 香港のCAも大変だな、こりゃ。
 
 
 
 それにしてもこの標準給与、
 香港、マカオを別に考えても、
 上海とラサの差が6倍も有るのですね。
 
 内陸部の主要都市である重慶でも、
 上海とは約2.3倍の開きがあります。
 
 
 沿海側では人件費が高騰し
 中国での国際的価格競争力が落ちるのではないかと
 懸念されるエコノミストも居ますが、
 交通網が中国内陸部まで整備し始めている現状を考えると、
 まだまだそのポテンシャルは侮れないかもしれません。
 
 
 
  
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 その中国ですが、温家寶首相が直通車についてコメントした様です。
 
 
 中国の個人投資家による
 海外投資への一部解除、所謂『直通車』ですが、
 年内にも解禁されるのではないかと
 市場関係者の注目を集めています。
 
 この直通車の解禁には4つ程大きな問題があり、
 早急なる解禁は難しいと温家寶首相が発言したそうです。
 
 
 
 ( ̄_ ̄ i)
 
 
  
 また ですか、、、、。。
 
 
 口先介入を得意とする中国政府様、
 こんな発言が有る事は、
 香港の市場関係者は皆認識していたはずです。
 
 
 口先介入で否定し、
 その直後にいきなり導入なんてものは、
 これまで何度も有りましたから、
 今更驚きはしません。
 
 
 
 逆に、この所急速に株価が上昇している香港市場にとって、
 少し市場を冷却する意味で、
 この発言に反応して欲しいというのが、
 多くの機関投資家の内心ではないでしょうか。
 
 
 
 さて、今週はどの様な動きになるのやら。
 
 
 
 
 
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