香港の所得税 計算方式

 香港税務局より所得税の納税通知が届きました。
 今年もしっかりと期日までの納税を行います。
 
 香港の所得税ですが、累進課税方式となっています。
 
 ここでちょっとその納税金額について簡単に
 記載します。この例は香港の日本人駐在員を
 ベースに考えています。
 
 <参考例>
 
 ○前提条件
  月給 HK$20,000(年収 HK$240,000)
  会社より社宅を貸与
  独身
  2005.4.1〜2006.3.31までの期間
 
 ○納税対象金額の算出
 
  納税対象額=年収−基礎控除額(注1)+社宅貸与換算額(注2)
 
  注1:金額は毎年変わります、今回はHK$100,000が基礎控除額です。
  注2:社宅貸与換算額とは便宜的に私が使用している文言です。
     この金額は会社より社宅を貸与されている方は、その家賃額
     に関係なく、年収の1割が相当額として計算されます。
 
  前提条件を当てはめると、
  
  納税対象金額=HK$240,000−HK$100,000+HK$24,000=HK$164,000 −①
 
 ○納税額
  上記の①(HK$164,000)が納税対象額となり、この金額を
  今回の累進課税の率で以下の通り計算していきます。この
  累進率も毎年変わります。
 
  納税対象額HK$164,000に対して、
 
   最初のHK$30,000は   2%  =  HK$600 −②
   次のHK$30,000は    8%  = HK$2,400 −③
   その次のHK$30,000は 14%  = HK$4,200 −④
   残りHK$74,000は    20%  =hk$14,800 −⑤
 
  納税額=②+③+④+⑤=HK$22,000
 
 という事で、上記前提条件とした方の納税金額は
 
  HK$22,000   となります。
  
 尚、あくまでも参考のため、詳細につきましては香港の
 税理士または税務局へ問い合わせてください。
 
 香港税務局 www.ird.gov.hk 

 
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